１.愛唄
公開日：2019年1月25日 監督：川村泰祐上映時間：120分
あらすじ
物語の主人公は、内向的で自分に自信がない青年、トオル。彼は、子どもの頃に抱いていた夢を諦め、日常を無気力に過ごしていました。しかし、ある日突然、医師から余命わずかだと告げられます。この知らせを受けたトオルは、自分の人生を見つめ直し、何かを残そうと決心します。
そんな彼の前に、昔の親友である龍也が現れます。龍也は音楽を愛し、自由奔放に生きる人物で、トオルに再び生きる意味や夢を追いかける大切さを思い出させてくれます。さらに、トオルは一人の少女凪と出会います。凪は彼女自身も困難を抱えながら、トオルに明るく振る舞い、彼の生き方に影響を与えていきます。
トオル、龍也、そして凪の三人は、限られた時間の中で共に過ごし、互いに支え合いながら成長していきます。特にトオルは、愛や夢、そして自分自身を信じることの大切さに気づき、余命が尽きるまでにやりたいことを見つけて実現しようと奮闘する。
batioの感想
初めましてbaitoです。この映画の感想は、映画の魅力は、キャラクターの成長過程がリアルに描かれている点です。彼らが直面する挫折や悲しみの中で、仲間との絆や希望を見出していく姿がとても感動的でした。ただ、一部の展開が予想できる部分もあり、ストーリーがやや定型的に感じることもあるかもしれませんが、全体としては温かいメッセージが込められた作品でした。
２.君の膵臓を食べたい
公開日: 2017年7月28日 監督: 月川翔 上映時間: 115分
あらすじ
住野よるによる日本の小説で、後に映画化やアニメ化もされ話題となった作品です。物語は、膵臓の病気で余命わずかの少女・山内桜良と、彼女のクラスメートで内向的な「僕」を中心に描かれています。
ある日、「僕」は病院の待合室で、桜良の「共病文庫」と呼ばれる日記を偶然見つけ、彼女が膵臓の病気を患っていることを知ります。普段は周囲に明るく振る舞っている桜良ですが、「僕」にだけは自分の病気のことを話し、特別な関係を築くようになります。桜良は、「僕」と一緒に過ごす時間を通じて、自分の人生を少しでも豊かにしようとしますが、「僕」は彼女の明るさや強さに影響され、次第に彼女に心を開いてくというもの。
batio感想
桜良の無邪気さや生命に対する強い意欲と、無名の「僕」の冷静で内向的な性格が対照的で、二人の成長や心の変化が非常に感動的です。特に、死に直面しているのに明るく前向きな桜良の姿が、作品全体に希望をもたらしていてとても観ててほっこりした。
物語の終盤には、意外な展開と深い余韻が残り、単に感動するだけでなく、自分の生き方や他者との関わりについて考えさせられる作品でした。桜良の「君の膵臓を食べたい」という言葉も、単なる衝撃的なフレーズではなく、彼女の思いを深く象徴していて、自分の１日の価値などなど考えさせられました。
３.君は月夜に光り輝く
公開日：2019年3月15日 監督：月川 翔 上映時間：101分
あらすじ
佐野徹夜による日本の小説で、後に映画化された青春恋愛作品です。物語は、余命わずかな少女と彼女に惹かれる少年の切ないラブストーリーです。
主人公の岡田卓也は、高校生で、ある日「発光病」と呼ばれる不治の病を患う少女渡良瀬まみずと出会います。この病気にかかると、余命が短くなるにつれて体が美しく光り輝くという特徴があります。まみずは入院生活を送り、学校にも通えない状況です。卓也は、クラスの課題としてまみずに手紙を書くことをきっかけに彼女と関わりを持つようになります。
まみずは、病気のために自分の「したいこと」をほとんどできずにおり、彼女の「やりたいことリスト」を卓也に託します。卓也はまみずの代わりにそのリストにある願いを叶えていきます。二人はその過程で徐々に親しくなり、卓也はまみずに強く惹かれていきますが、彼女の病状は刻一刻と悪化していきます…
batioの感想
この物語の印象的な部分は、まみずが死を目前にしていながらも生きることに強い意欲を持ち、限られた時間の中で精一杯楽しもうとする姿です。彼女と卓也の交流を通じて、まみずは自分の死を悲劇としてではなく、人生の一部として受け入れようとし、その中でも心のどこかで死にたする怖さがあるのがとても気持ちがわかる気がした。
また、卓也が彼女に対して次第に深い感情を抱く過程も、淡く純粋な恋愛要素を加え、物語全体を温かくしています。結末は悲しいものでありながらも、どこか希望に満ちた余韻を残し、読者に「生きること」と「死ぬこと」について深く考えさせます。限りある時間をどう過ごすか、自分や他者の存在の意味を問いかける非常に心に響く作品だと感じました。
４.余命10年
公開日: 2022年1月21日 監督: 兼重淳 上映時間: 124分
あらすじ
小坂流加による同名小説を原作とした物語です。主人公は20歳の高林茉莉（まつり）。彼女は難病を抱えており、余命が10年だと宣告されています。この病気は治療法がなく、時間が限られていることを知った茉莉は恋愛をしないと決めて生きていくことにします。恋愛に伴う苦しみを避け、静かに人生を終えようとする彼女ですが、ある日、同窓会で中学時代の同級生である和人（かずと）と再会します。
次第に二人は互いに惹かれ合い、茉莉の心にも変化が訪れます。限られた時間の中で、生きる意味や愛の大切さを再認識し、茉莉は新たな感情と向き合うことになる。
batioの感想
主人公・茉莉が「余命10年」という現実を受け入れ、静かに生きようとする姿が非常に切なく、感情移入しやすいストーリーでした。茉莉の強さや弱さ、そして恋愛による変化が繊細に描かれており、観客も一緒に彼女の感情の揺れを体験できます。特に、恋愛を避けようとする彼女が和人と出会い、愛することの大切さを再認識できた。
茉莉と和人の関係が中心に描かれていて、他の登場人物たちとの人間関係も、物語の温かみを感じさせる部分だった。家族や友人たちとの交流が、茉莉にとってどれほど大切なものかが描かれ、命が限られているからこそ、その関係がより輝いて見える瞬間があり、切なく感動した。
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